本当に大切な人は誰なのかを見極めよう。
 
 これは、あなたの家族のことを言っているわけではありません。
 
 あなたの教室にとって本当に大切な人は誰なのか、ということを考えようということです。
 
 実際、このことについてあなたは深く考えたことはありますか?
 
 実は、多くの先生と話をしてみても、このことについてはっきりとした答えを持っている方は少ないのです。
 
 そして、はっきりとした考えを持っていたとしても、その考えと行動が伴っていないことが少なくないのです。
 
 今日は、そのことについて一緒に考えていきたいと思います。
 
    生徒さんは3種類に分かれる
 
 実は、生徒さんと一言で言っても、3種類の生徒さんに分かれます。
 
 まず第一のグループは、見込生徒さんです。まだ実際にあなたのレッスンを受けていない段階の生徒さんで、潜在的にあなたの教室に通いたいと思っている方から、一番進んでいても体験レッスンの受講どまりの方です。
 
 第二のグループは、現役の生徒さんです。あなたの教室に定期的に通い、レッスン代を払ってくれている方たちです。
 
 第三のグループは、過去の生徒さんです。このグループは、過去にあなたの教室に定期的に通っていたのですが、何らかの事情で辞めてしまわれた方々です。
 
 あなたは、この3つのグループのうち、どのグループが一番大事だと思いますか?
 
 こう質問すると、ほとんどの先生はこういうでしょう。
 
「もちろん、第二のグループ、現役の生徒さんたちです」
 
 でも、あなたがやっていることを細かく見ていくと、決してあなたの答えと行動が一致していないことに気づきます。
 
 例えば、あなたは頂いているレッスン代をどのグループの方に一番投資しているでしょうか?
 
 多くの方が、新規生徒を獲得するための活動に大きなお金を使っています。例えば、広告費としてどれだけのお金をあなたは新規獲得に投資しているでしょうか? 実際どれくらいのお金を掛けているか、ここで手を止めて一度調べてみてください。
 
 額が分かりましたか? では次に、現役の生徒さんに対して、あなたはどれくらいのお金を投資しているか調べてください。
 
 え? 現役の生徒さんはすでに生徒さんだからお金を掛ける必要がない?
 
 もしそのようにあなたが考えているのであれば、もう一度考え直してみてください。
 
 あなたに収入をもたらしている人が、誰なのかを。それは決して第一のグループでもないし、第三のグループでもありません。第二のグループ、現役の生徒さんたちです。
 
 多くの先生が教室運営で犯す間違いは、現役の生徒さんをないがしろにすることです。新しい生徒さんの獲得にばかり目が行き、今通ってくれている生徒さんのことをほったらかしにしているのです。
 
 このように言うと、「私はしっかりとレッスンを提供しているし、心を砕いて対応している。現役の生徒さんをないがしろにしているなんて言われるのは心外だ!」と言われる方もいます。
 
 でも、生徒さんは見ています。あなたがどこにお金を使っているかを。
 
 あなたが出す広告を生徒さんたちは見ています。その内容が新規生徒さんにとってだけ良い内容(割引があるなど)であればあるほど、現役の生徒さんは寂しさを感じます。そして、あなたから心が離れていくのです。
 
 心が離れてしまった生徒さんをレッスンの質だけでつなぎとめるのは、至難の業です。
 
 先生と生徒さんがつながっていない教室運営をあなたがしているのであれば、この問題には引っかからないかもしれません。でも大きな視点から言えば、それはとても深い問題です。なぜなら、生徒さんからとってみたら、習うのは誰からでもいいのですから。教室自体の存続問題となります。
 
 そして、もしあなたが生徒さんたちとの関係性を築こうと努力をしているのであれば、これは大きな問題です。先生のことを尊敬していた生徒さんの心がその先生から離れたら、教室に通いたくなるでしょう。
 
 あなたは、できるだけ明確に目に見える形で、現役の生徒さんたちに「あなたが彼らをいかに大切にしているか」を示さなければなりません。
 
 その為の大きな施策の一つは、生徒感謝イベントです。
 
 イベントを開きましょうと言うと、そこからお金を生むことだけを考える先生がいます。それはそれでいいのですが、生徒感謝イベントに関して言えば違います。これは、生徒さんに満足してもらう為のイベントです。あなたの感謝を伝えるイベントなのです。
 
 このイベントを行うと赤字になることが多いです。でも、それが何でしょうか? 新規生徒獲得の為に広告を出すことを考えれば、その費用をこのイベントに使うだけでいいのです。それだけで、どれだけ多くの生徒さんが「ああ、この教室に通っていて良かった」と思うでしょうか。
 
 そして継続率が上がれば、新規顧客を獲得したのと同じ効果が上がるのです。
 
 もし今までこのような考え方をしていなかったのであれば、「どのようにして現役の生徒さんに感謝の気持ちを伝えようか?」と一度考えてみてください。そして、考えたアイデアを実行してください。
 
 しばらくして、あなたはその効果にびっくりするでしょう。
 
 この記事へのコメント・質問はこちらから 
 
追伸 イベントを一人で作るのは大変です。すでに生徒感謝イベントを開催し、運営している人に聞くことで、あなたが一から作る苦労はなくなります。ぜひ、当協会の会員制度をご利用ください
 
次の記事:「飽き」は継続の最大の敵!